看護師が登場する医療ドラマについて

看護師が主役の医療ドラマは評判を呼びやすく、視聴者に大きな影響を与えます。
医療ドラマに感動して、看護師を目指す人も少なくありません。

「ナースのお仕事」は1996年に放映された医療ドラマです。
主役は新人看護師で、先輩や医師に見守られながら、成長する様子が描かれています。
コメディの要素が強くて、気軽に見られるところが特徴的です。
パート4まで放映されたあとに、スピンオフや映画も制作されました。

「透明なゆりかご」は産婦人科が舞台の医療ドラマで、2018年に放映されました。
中絶やDVなども取り上げており、シリアスな問題を正面から扱っています。
原作を描いた漫画家が、実際に看護師見習いとして働いた経験がベースになっています。

ほかにも、看護師が登場する医療ドラマはたくさんあります。

「コード・ブルー」は救急救命病院が舞台で、ドクターヘリに乗り込む看護師が登場します。
2008年にパート1が始まり、のちに映画化されたほど大人気の医療ドラマです。
緊急事態に直面しながらも、真摯な姿勢で看護に取り組む看護師に感動する視聴者は大勢いました。

「コウノドリ」は産婦人科が舞台で、原作は青年漫画です。
2015年にパート1が、2017年にパート2が放映され、いずれも高視聴率をマークしました。
切迫流産など妊娠にまつわる症状のほかに、産後うつ、特別養子縁組など出産後の場面も描かれているところが大きな特徴です。
そのために、リアリティのある医療ドラマとして人気があります。

ドラマがきっかけで看護師を目指すことは決して悪いことではありません。
しかし、医療ドラマには現実離れした演出もあるということだけは頭の片隅にいれておきましょう。